４ 礼拝式の課題
(１８) 後奏、報告
祝祷 の後に 後奏 がなされます。
以前に 礼拝式の前奏が、神の恵みの招きの世界 に入っていくカーテンだ と言いましたが、それからすると、
後奏は その後のカーテンであり、そこから出て、今度は キリスト者としての証しの歩みに 派遣されていくことをあらわしている といえるでしょう。
礼拝式の後の 報告 は 単なる 事務連絡 ではありません。
もちろん、教会の実際的なこと が告げられますが、これが もし 礼拝の世界とまったく別である とするならば、
それこそ 霊のこと と 肉のこと を分離して考える 二元論 になってしまいます。
このことは 決して大げさなことではなく、もし そうした二分化がある とすれば それは 実に問題にしなくてはならない ことです。
神の言葉を 現実の世界の中で聞き従おうと しなければ、礼拝は 単なるセレモニー に終わったことになります。
報告では、役員会 や 新会堂建築委員会 の 議事報告 などの教会の実情が 報告されます。
現実のことを聞きながら 感謝をし、あるいは 祈るのです。また消息が 告げられます。
プライバシーに関わること があり得るので、全てが 告げられるわけでは ありませんが、
できるかぎり 祈りの交わりに 寄与することができるように と思います。
全体に祈ってほしいこと などは、その旨 積極的に 牧師に告げてください。
(鳩山のぞみ教会週報 No.596 (1999.10.24) より転載)