礼拝式を豊かに   第42回

5 私たちの礼拝式の展望  A

 礼拝式に遅刻しないということが律法主義的要求ではなく、逃す恩寵が大きいことを前回言いましたが、 そのことをもう少し説明したいと思います。

 「こころの糧」 にも書きましたが、ある老婦人は昔のこととて、恋愛感情なしに結婚させられました。  生涯において 「愛しい」 という感情を知らなかったと言います。  ところが、教会に通いはじめ キリストを救い主と受け入れると、このお方が愛しくて仕方なく、礼拝といわず各集会に足しげく通います。  牧師に自分はイエスさまが愛しくて仕方がない、こんな感情は正しくないのではないかと。  牧師は答えます。旧約聖書に雅歌があるが それは恋愛の歌でありつつ 旧約正典に入れられた、 それは そういうことでしか語れない 神と人との関係がある、だから、それは正しい事だと。

 恋しい人との出会いには、いそいそと出掛けるはずです。ならばなおのこと、 主イエスとの出会いには、居ても立ってもおられず出掛けるようでありたいものです。  つまり、礼拝式には そのような主の臨在が はじめから開かれている のであり、そこに招かれているのです。

 共々に、真実な礼拝をささげ、この地にキリストの体なる教会を形づくってまいりましょう。

(鳩山のぞみ教会週報 No.601 (1999.11.28) より転載)

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 宮崎誉牧師(後任)のレスポンス